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お中元が結びついた日本古来の神事

お中元は、日本国内では夏の風物詩となっており、本格的な夏が到来する7月15日頃から贈られています。日本国内では、仏教と儒教と並び中国3大宗教に数えられる道教の三元の「中元」は起源であり、道教が伝来する以前から日本に伝来していた仏教の「盂蘭盆会」と一体化していったと説明するサイトが数多くあるのが現状です。儒教は、紀元前552年に誕生した孔子によって中原で発達し2、000年にわたり強い影響力を誇った宗教であり、道教は開祖老子の実在が疑問視されるものの秦の始皇帝の中原統一で終焉を迎える戦国時代中期には知られていたとすると記録が「郭店楚墓竹簡」や「馬王堆漢墓」から発見されています。仏教は、紀元前450年頃釈迦によって開かれた宗教ですが、中国には後漢第2代皇帝明帝時代西暦67年前後に伝来したされています。

そのため、中国の2大思想とされる道教と陰陽道は天体の運行や宇宙の動きで人間社会を推し量る天人相関と言う共通の思想があり、実際道教は陰陽道的思想を教義に取り入れた宗教です。日本では、遅くとも第26代継体天皇もしくは第29代欽明天皇の御世に陰陽道が確立されていたことが実証されており、道教よりも後に伝来した仏教の「盂蘭盆会」とお中元が結びついとする説明は誤りとされています。日本古来から伝承されている神道では、旧暦の1月15日と7月15日頃の満月の日に神の来臨と祖霊を祀る神事「祖霊祭」が執り行われており、お中元は仏教伝来以前に神事「祖霊祭」と結びついたと考えられています。

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